まあ気持ちはわからんでもないが

大阪知事、通り魔に「死にたいなら自分で死ね」

 

確かに罪のない人が猟奇的に殺されるのは許しがたいし、だったら勝手に死んでしまえというのは、心情的にはまあいいんだけど。

しっかし、どう考えても知事の発言としては思慮が浅い。浅すぎる。

 

・殺人はいけない ← 正しい。

・自分が死にたいという理由で人を殺してはいけない ← 正しい。

・自分が死にたいなら自殺していい ← 間違い。

 

なんだと思うのよ。このどっかの知事の発言は、この3つをゴッチャにしてるのが一番の問題だと。

 

いや、別に「自殺は絶対に許されない」とか「自殺する人間は・・・」とかそういう意味ではないですよ。少なくとも日本の法律上は、「自殺はしてはいけない」ことになってるはず。

 

そうじゃなきゃ自殺教唆罪も自殺幇助罪も即座に撤廃すべきだし、自由意志としての「死」を公共サービスとしたらええじゃないですか。

 

で、そういうことを考えた上での発言じゃなく、居酒屋のオッサンレベルの発言を記者にしちゃったわけで、これは思慮が浅いと言うしかないでしょ?

 

あとさー、

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松井知事は「(容疑者が必要とするなら)相談窓口に来ればいいし、『行政の支援は受けたくない、この世からいなくなりたい』と言うなら止めようがない」と述べた

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今まさに死のうとしてる人間が、そんな相談窓口なんか行くと本気で思ってるのかね?想像力が低すぎるんでないの?

 

というわけで今回のこれは、「一見すると居酒屋のオッサンレベルの発言だが、よく見るとやっぱり居酒屋のオッサンがしゃべってました」というお話でした\(^o^)/